007「ゴールデンアイ」作品紹介~見る前のCheck Point


作品紹介

4代目ボンド、ハードアクションヒーローのピアース・ブロスナン登場!

ソ連の秘密兵器「ゴールデンアイ」を操るのは何者であるのか?

二つの顔を持つといわれるローマの神「ヤヌス」を名乗る存在がゴールデンアイを狙っていた

それは大気圏外から電磁波による地上への攻撃が可能だという

そのゴールデンアイの攻撃の生存者であるナターリアとボンドは

ヤヌスのメンバーであるウルモフとオナトップを追うのであった

 

 

 

抑えておきたい歴史的背景

1.ソビエト連邦崩壊

前作「消されたライセンス」から6年を経過して公開された訳だが

劇中で何かと英国と対立してきたソ連が1991年崩壊し、長らく続いた東西冷戦にもピリオドが打たれたのだ

だがこのブロスナン期の007はそんなの関係なしに、冷戦による長年の遺物と対峙している

本作では今まで実現出来なかったロシアでのロケが可能になり

サンクト・ペテルブルクでは戦車が大暴れするというシーンが見られる

 

2.コサック

名前は聞いたことあるが、いまいちピンとこないのがこのコサックであろう

コサックダンスのイメージが強いが、ウクライナや南ロシアに生活する軍事共同体のことである

19世紀にはロシアの国境警備などを任され、一つの階級として重宝された

1917年のロシア革命では赤軍と戦い敗れたことにより

コサックはソ連共産党に弾圧され、欧米諸国に逃亡する者も多かったという

逃亡先のイギリスでも最終的に裏切られ、ナチスとともにソ連と戦ったという暗い過去を持つ

 

 

 

登場人物

Mi6関連

1.ジェームズ・ボンド(ピアース・ブロスナン)

Mi6諜報員でも00要員は殺しのライセンスを持つ

そんな00要員の中でもとっておきの存在がこの007のコードネームを持つジェームズ・ボンドだ

本作からボンド役がティモシー・ダルトンからピアース・ブロスナンになりシリーズ5代目となった

 

2.M(ジュディ・デンチ)

英国秘密情報部の長官でありボンドの直属の上司である

こちらも本作で女性であるジュディ・デンチに入れ代わり三代目となった

当時のMi5のトップが女性であったから、この配役になったと言われている

初代から伝統を重んじ堅物のイメージが強いMだが、ジュディ・デンチはそこをさらに強調し

ボンドに対して現場の諜報員の勘など当てにならないとまで言い張っている

幕僚主任のビル・タナーに「数字の魔女」と煙たがられるシーンもある

 

3.マネーペニー(サマンサ・ボンド)

英国秘密情報部長官Mの有能な秘書である

Mに続きこのマニーペニーも本作で交代となり、サマンサ・ボンドは三代目となった

どちらかと言うと古風なイメージのマネーペニーであるが

この三代目は現代的な考えの気ままな感じでボンドに接している

 

4.Q(デズモンド・リュウェリン)

「ゴールデンアイ」では上記主要キャラクターが3人替わったが、このリュウェリンのQは健在である

長年ボンドを秘密兵器でサポートし、007の歴史を最も間近で見てきた男である

Q課に勤める発明家であり、ベテランの領域でブロスナンボンドをサポートしている

 

5.アレック・トレヴェルヤン(ショーン・ビーン)

英国諜報部員006のコードネームを持ち、ボンドとも親交が深かったがそれも過去の話である

9年前、ウルモフが管轄する化学兵器工場破壊の任務をボンドとともにするが

ボンドは仕掛けた爆弾が爆発する前に逃げ切れたが

ウルモフに捕まってしまった彼は逃げ出せず、工場とともに爆破してしまうというシーンで本作は始まる

 

 

現地協力スタッフ

1.ジャック・ウェイド(ジョー・ドン・ベイカー)

ロシアのペテルブルクでまずボンドをお待ちになっていたのがCIAに在籍するこの男だ

下腹部に薔薇のタトゥーがあり、英国の諜報員はお堅いと言いのける

演じるジョー・ドン・ベイカーは「リビング・デイライツ」での武器商人ウィティカー役でもある

 

2.ヴァレンティン・ズコフスキー(ロビー・コルトレーン)

現在は闇社会を牛耳る男であるが、一応元KGBである

かつてボンドに膝を打たれた過去があり、恨みもあるが「ヤヌス」の情報を提供している

「ワールド・イズ・ノット・イナフ」でも再度登場し、そちらでは男気を見せている

自由経済はくそ食らえと言い放ち、かつてのソビエト連邦を愛しているようだ

 

 

ボンドガール

1.ナターリア・シミョノヴァ(イザベラ・スコルプコ)

ロシアのセヴェルナヤにある秘密宇宙基地の職員であり、プログラマーでもある

ウルモフとオナトップの策略により、兵器「ゴールデンアイ」で基地は壊滅されたのであるが

その生存者がこのナターリアとボリスだったのである

美人ではあるが地味なファッションと一見男っぽい性格で今まであまりいないボンドガールのタイプである

 

2.ゼニア・ザラゲブナ・オナトップ(ファムケ・ヤンセン)

冒頭からボンドとフェラーリでレースを挑むスピード狂の暗殺者である

ヤヌスのメンバーでありウルモフと行動を共にする

マシンガンによる大量殺人でエクスタシー感じたり、男を締め上げるのが好きなどの危ない性癖の持ち主でもある

行動やセリフもかなり際どく、個人的には敵型ボンドガールの最上位の存在である

 

 

敵キャラ

1.アルカディー・グリゴリビッチ・ウルモフ(ゴットフリード・ジョン)

ソ連時代は化学兵器工場の警備責任者を経て、ロシアの将軍となる

電子機器の影響を受けないといわれる新型ヘリコプター「タイガー」の略奪から

電子破壊兵器ゴールデンアイによる地上攻撃をオナットプとともに前線で実行する

この二人はヤヌスという組織のメンバーであり、さらなる黒幕が存在するという

 

 

その他

1.ボリス・グリシェンコ(アラン・カミング)

「ゴールデンアイ」による秘密宇宙基地破壊で生き残った一人だ

どうやら性格に難があるようだが、そのプログラミングの能力は本物のようだ

プログラマーというよりハッカー気質であるのかハックに成功し

「俺は英雄だー」と叫ぶシーンはなかなかインパクトがある

同僚であるナターリアのプログラミング能力を小馬鹿にするような一面も見受けられる

 

 

 

次の作品⇒

007「トゥモロー・ネバー・ダイ」作品紹介

 

全ストーリー(ネタバレ有り)⇒

007「ゴールデン・アイ」~ストーリー

 

 

 

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