007「ロシアより愛をこめて」作品紹介~見る前のCheck Point


作品紹介

ソ連の国家機密とともに謎の亡命美女現る

果たしてこれは信頼できるのか?それともソ連の罠なのか?それとも?

東側の暗号解読機である「レクター」を持ち出すことを条件に亡命の手助けをして欲しいとの連絡が入った

さらにそのサポート役にはボンドが指名されていたのである

話の裏に黒い影を感じるボンドであったが

その現場であるトルコ、イスタンブールに飛び立ったのであった

 

抑えておきたい地名や歴史的背景

1.イスタンブール(トルコ)

アジアとヨーロッパの境にあるこの都市は歴史的に見て重要な場所であった

1453年にオスマン帝国により制服されてからイスラムの影響下にあり

さまざまなモスクを街並みに見出すことが出来る

また、世界で最も混雑する航路であるボスポラス海峡を持ち、流通の上でも重要な都市である

戦後はトルコ共和国が建国され、西側諸国としてすぐ北のソ連の防波堤となった

キューバ危機により撤去されたトルコのミサイルの存在でも

いかにソ連にとって脅威的存在であったことが分かるだろう

本作ではこの地のケリムが権力を持っており、ボンドに力を貸すことになっている

 

2.ザグレブ(ユーゴスラビア)

ユーゴスラビアは7つの国境、6つの共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教を持つ国家であり

東ヨーロッパの社会主義国家でありながら、ソ連の影響下にないという複雑な国家であった

本作のハイライトシーンであるオリエント急行はこの地を通っている

 

3.オリエント急行

パリとイスタンブールを結ぶ伝統ある列車である

本作の西側亡命の交通手段として利用される

 

登場人物

英国秘密情報部関連

1.ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)

英国秘密情報部でも殺しのライセンスを有する00要員の一人がこの男である

突如現れたソ連の美女の亡命を手助けすることになるが、何か裏でもあるのであろうか?

 

2.M(バーナード・リー)

英国秘密情報部の長官であり、ボンドの直属の上司である

 

3.マネーペニー(ロイス・マクスウェル)

Mの部屋の手前の部屋にいる秘書

どうやらボンドに密かなる恋心を抱いているようだが、、、

ボンドはイスタンブールに向かう時、彼女に向けて写真にこう書いている

「From Russia with Love」

 

4.Q(デズモンド・リュウェリン)

ボンドに秘密兵器を提供する発明家である

前作ではリュウェリンは登場せず、本作からQの本領発揮である

「スェニー&アドニー」製ブリーフケースを改造し、ボンドに提供することにより

危機に瀕したボンドを助けている

 

現地スタッフ

1.ケリム・ベイ(ペドロ・アルメンダリス)

英国海外情報局トルコ支局長であり、タチアナの亡命要請を受けた

子だくさんのヒーロー気質であり、ボンドをトルコでサポートしている

 

ボンドガール

1.タチアナ・ロマノヴァ(ダニエラ・ビアンキ)

ソ連の暗号解読機「レクター」を片手に西側への亡命を希望する

そのサポート役にボンドが指名されたが、彼女を見るとそんな裏があるようなタイプには見えないが

 

2.シルビア・トレンチ(ユーニス・ゲイソン)

前作「ドクター・ノオ」でも登場したボンドと恋人役だが

本作でも短い時間だが登場することになる

 

敵キャラ

1.ローザ・クレッブ(ロッテ・レーニャ)

ソ連の情報機関スメルシュの一員である女性である

最近はスメルシュ以外でも不審な活動をしているらしいが

 

2.クロスティーン(ヴラディク・シェイバル)

チェスの達人であり、組織の作戦部隊である

 

3.レッド・グラント(ロバート・ショウ)

ローザ・クレッブにより雇われた殺し屋である

その強靭な肉体と生まれ持った殺しの性格が彼の武器である

 

 

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