007「慰めの報酬」作品紹介~見る前のCheck Point


作品紹介

「カジノ・ロワイヤル」から続くクレイグボンド怒りの暴走!

自身の信条を信じ切り南米を汚職する不正に立ち向かう

前作から続き組織の一員であるホワイトを追い、見えてきた組織は環境保護団体グリーン・プラネットであった

代表であるドミニク・グリーンは返り咲きを狙う元ボリビアの独裁者、メドラーノ将軍と協力関係にあった

過去に深い傷を持つカミーユとボンドは、グリーンの不審な野望に対し怒りの追跡を強行するのであった

 

007の軌跡(地名およびイベント)

1.ブレゲンツ(オーストリア)

ドミニク・グリーンが秘密会合で利用したのがブレゲンツ祝祭劇場である

最大の隠れ場所が実は最も人が集まる所であるといういい例である

ここでの有名なオペラ「トスカ」に別々に入場したメンバーは無線を利用し会合する

ボンドはこれに対し阻止しにかかるのであるが、彼が殺害した者の正体は?

 

2.トスカ

古今のオペラの代表作であり画家の男と歌手の女の悲劇である

この独特の映像と音響の中で展開されるボンドを追うグリーン一派のシーンは

かなりのインパクトを持ち、本作の一つのハイライトとなっている

 

3.ボリビア

グリーンと提携するメドラーノ将軍が元々独裁者として君臨していた南米の国家である

他民族の共和制国家であり、政権が安定せず度々クーデターで政権が代わっている

本作で水不足で悩む人々が出てくるが、これは2000年に実際起きたコチャバンバ水紛争が元になっている

 

 

登場人物

Mi6関連

1.ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)

クレイグボンドは00のライセンスを取得してすぐのジェームズ・ボンドという設定になっている

よって今までのボンドより荒々しく、感情の起伏も激しい

前作「カジノ・ロワイヤル」から続く復讐心で、対する敵を追い詰めていくのである

 

2.M(ジュディ・デンチ)

英国秘密情報部の長官であり、ボンドの直属の上司である

一見冷酷な役人に見えるが、仕事に真面目なだけで

ボンドを信頼し誰よりも心配している様子が見受けられる

 

3.ビル・タナー(ロリー・キニア)

シリーズ初期から登場しているMi6の幕僚主任である

 

現地協力スタッフ

1.ルネ・マティス(ジャンカルロ・ジャンニーニ)

「カジノ・ロワイヤル」でボンドをサポートしたマティスが本作でも登場する

イタリアの地中海が綺麗な彼の邸宅にボンドは向かった

ボンドの暴走でMi6がサポート出来なくなった分、彼も一肌脱ぐことになる

 

2.フィリックス・ライター(ジェフリー・ライト)

過去作品でボンドのサポートをしてきたアメリカCIAの職員である

今回はなにかCIA自体の雲行きが怪しいのだが

そんな体制や国同士の亀裂があるときにこそ、人と人の絆が真に問われるのである

 

3.グレッグ・ビーム(デヴィッド・ハーバー)

CIAの職員であるがどうやら本作ではボンドの盟友フィリックス・ライターの上司に当たるようだ

「CIAは誰とでも寝る」と本作で叩かれているが

このグレッグが利権のために協力関係を持ったのはまさかの人物であったのだ

 

 

ボンドガール

1.カミーユ・モンテス(オルガ・キュリレンコ)

ドミニク・グリーンを通してメドラーノ将軍に接近しようとする彼女であるが

ただ単に権力を持つ男に近づきたいだけなのか?

強いタイプのボンドガールは多々出てくるが、このカミーユもメンタルもフィジカルも相当強い

 

2.ストロベリー・フィールズ(ジェマ・アータートン)

カミーユが熱帯の野生の花ならこちらは温室で育った高嶺の花である

暴走するボンドをロンドンに連れ戻す指令を受け、ボリビアに現れたのである

 

 

敵キャラ

1.ドミニク・グリーン(マチュー・アマルリック)

環境保護団体グリーン・プラネットの代表であるが、裏では相当悪事を働いているらしい

見た目はそこまでインパクトは無いがかなり屈折したキャラクターぶりを見ると、やはり007の悪役である

メドラーノ将軍をボリビアに返り咲かせるのを条件に砂漠の利権を求めるが

そこにも彼なりの何かの計算があるようだ

 

2.メドラーノ将軍(ホアキン・コシオ)

グリーンの権力を後ろ盾にボリビアの独裁者に復帰しようと目論む

暴力的性癖を持ち、かつてのその暴君ぶりで相当敵を作っているはずだ

 

 

次の作品⇒

007「スカイフォール」作品紹介

 

 

 

 007「慰めの報酬」のDVD,Blu-Rayをお探しなら

ここをクリックでamazonから、豊富な種類の中から検討出来ます

Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です