Timothy Dalton 007


映画作品

1.リビング・デイライツ(The Living Daylights) 1987年

2.消されたライセンス(License To Kill) 1989年

 

 

概要

ロジャー・ムーアの年齢的問題により7作続いたボンド役の後釜がこのティモシー・ダルトンである

かつてもオファーがあったらしいが、本人が若すぎたこともありその時は辞退している

このダルトンボンドであるが、ムーアボンドと大きく変化し

シリアスでリアル感があり、感情むき出しの正義感ある熱いボンドとなっている

またイアンフレミングの原作のボンドに最も近いボンドとされ、故ダイアナ妃などから絶賛されてもいた

 

特徴

今までのジェームズ・ボンド役は花形的であり、映画としては面白いが

実際問題のスパイとしてのリアリティーは全くもって欠けていた

だいたい目立ちすぎるスパイはもうそれだけで相当なハンディキャップを持っており、すぐばれて捕まるであろう

4代目のこのティモシー・ダルトンはその辺のリアリティーもあり

原作であるような仕事でやむおえない時以外は出来れば殺しはしたくない

というような正義感のある性格も忠実に再現していると思う

また今までどんな局面でも冷静でジョークにしてしまう余裕は薄れ、感情で動く場面も見られる

比較的女性にも真面目であり、結構ロマン派な一面もある

ボンド役としてあまり印象の無いこのダルトンボンドであるが

見れば見るほど味の出るスルメのような実力派のボンドなのである

 

プロフィール

1946年3月21日ウェールズのコルウィン・ベイ生まれで188cm

王立演劇学校で2年間学んだ後、テレビ出演を重ねる

1987年007「リビング・デイライツ」でボンド役となり、「最もリアルなジェームズ・ボンド」と評される