007「ユア・アイズ・オンリー」作品紹介~見る前のCheck Point


作品紹介

山奥から雪山そして海底までいたる所が舞台となるロジャー・ムーアのアクション大作

復讐を心に誓ったメリナとボンドが闇に隠れた巨悪に挑む

イギリスのミサイル誘導装置ATACを搭載したスパイ船が海底に沈没した

場所がアルバニア沖でありイギリス側も公には動けず、ソ連もATACを略奪するいい機会である

そんな中、メリナ・ハブロックは両親を殺害されるという境遇におちいる

事件の真相を追究するうちに、メリナの復讐とATAC回収というボンドの使命は

同一線上の巨悪の存在に立ち向かうことになったのである

 

007の軌跡(地名)

1.コルティナダンペッツォ(イタリア)

ボンドがロックの情報をもとに向かったのがこの地である

イタリアに雪山というイメージはあまりないが、1956年には冬季オリンピックが開催された街である

その名残でスケートリンクやスキージャンプ台、ボブスレーなどの立派な設備が整っている

本作ではここでのウィンタースポーツによる敵とのチェイスが見どころの一つになっている

 

2.アルバニア

ここは今回の直接の舞台にはなっていないが、敵組織が麻薬ビジネスの拠点としている所である

バルカン半島の国であるが、戦後近隣諸国とは鎖国状態であり

ソ連やユーゴスラビアとも対立するという決して治安がいいとは言えない国である

国民皆兵政策の影響で国民のほとんどに行き渡る銃器を保有するといい

武器商売や麻薬ビジネスで凌ぎを削るアルバニア・マフィアの存在も見逃すことはできない

 

登場人物

英国秘密情報部関連

1.ジェームズ・ボンド(ロジャー・ムーア)

英国秘密情報部でも殺しのライセンスを有する00要員の一人がこの男である

今作では沈没した英国船セント・ジョージ号に搭載されたATACをソ連の手から守るため

メリナの両親を殺害したゴンザレスのいるスペインのマドリードに向かったのであった

 

2.マネーペニー(ロイス・マクスウェル)

Mの部屋の手前の部屋にいる秘書でボンドを影でサポートする

本作ではM役であったバーナード・リーが逝去したため

Mが出演しないというレアな一作となっている

 

3.国防大臣(ジェフリー・キーン)

そのMの代わりにボンドに指令を出すのがこの男であり

シリーズ中度々登場している

 

4.Q(デズモンド・リュウェリン)

ボンドに秘密兵器を提供する発明家である

彼の開発した「3D・ヴィジュアル・アイデンティグラフ」のおかげでロックという存在を突きつめ

消えかかった敵組織への手掛かりがまた繋がったのである

 

現地協力スタッフ

1.フェラーラ(ジョン・モレノ)

イタリアのコルティナダンペッツォでボンドをサポートする

そのボンドとの出会いは、いかにもスパイ的な暗号を使用した出会いになっている

彼はボンドに有力者であるクリスタトスを紹介している

 

2.アリスト・クリスタトス(ジュリアン・グローヴァー)

ボンドはフェラーラからこのクリスタトスを紹介されている

彼は天才スケート選手ビビのスポンサーでもある

ロックの親玉はコロンボと言う男であり麻薬ビジネスの大物だというクリスタトスだが

メリナの両親ハブロック夫妻殺害の黒幕はそのコロンボという男なのか?

 

ボンドガール

1.メリナ・ハブロック(キャロル・ブーケ)

海洋調査学者のハブロックの娘である

ATAC搭載のセント・ジョージ号沈没に伴い両親がゴンザレスと言う輩に殺され復讐に燃える

ボンドは復讐するには墓が二つ必要だと彼女をなだめるも、ギリシャの血が入っている彼女は

たとえ命が尽きようとも復讐するのがギリシャ式だとさらに決意を固めるのであった

 

2.リスル伯爵夫人(カサンドラ・ハリス)

クリスタトスが黒幕だと紹介したコロンボの愛人である

ボンドとクリスタトスの目の前でコロンボと言いあいになり、怒って一人で帰ろうとする

これは情報を入手するチャンスだと彼女を追うボンドだが、これも敵の罠なのであろうか?

 

3.ビビ・ダール(リン=ホリー・ジョンソン)

クリスタトス秘蔵のオリンピック候補のアイススケート娘である

クリスタトスは彼女のことをスケート一途の処女だというが、その厳しい躾と裏腹にかなり奔放な性格の持ち主のようである

ボンドの宿泊先にこっそり忍び込むという大胆な行動もしている

 

敵キャラ

1.ゴンザレス(ステファン・カリパー)

メリナの両親であるハブロック夫妻殺害の実行犯であるが

彼はどう見ても街のチンピラであり、その黒幕がいるはずである

彼に報酬金を渡すロックという男をボンドは見逃さなかったのだ

 

2.エミール・L・ロック(マイケル・ゴダード)

ゴンザレスが死亡し手掛かりが無くなったかに思われたが、彼に報酬を渡した男の人相をボンドは覚えていた

Qの秘密兵器により人相のみで犯罪者データからこの男を割り出すことに成功し、追跡することになる

彼は麻薬ビジネスや殺人を得意とし、刑務所の脱獄までしている凶悪犯である

白鳩と呼ばれ、その鳩のバッジがトレードマークである

 

3.ミロス・コロンボ(ハイアム・トポル)

情報提供者クリスタトスが言うロックの親玉であり、麻薬ビジネスの大物が彼である

大型カジノのレストランで彼とその愛人のリスルをボンドとクリスタトスは目前にする

このカジノ一体もこのコロンボの息がかかっていると言う

 

4.ゴゴール将軍(ウォルター・ゴデル)

シリーズ度々登場するソ連の将軍であり、英国のMのライバル的位置づけである

本作冒頭でATACをイギリスから奪取するいいチャンスだと躍起になっている

 

 

 

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