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007「スカイフォール」~現代vs伝統


ダニエル・クレイグ演じるボンド作品は設定では「ドクター・ノオ」以前

つまりジェームス・ボンドが一番若い時の話であるが、舞台背景がテクノロジーを駆使した現代であるという

不思議な質感を持った映画である

このシリーズの007では歴代主要人物の過去が明らかになり、ボンドは過去のトラウマで悩み戦いそれを

乗り越えていくのである

とりあえずこの「スカイフォール」」で思ったことをピックアップしたい

 

  • 伝統への敬意を忘れない

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上海でのパトリスとのビル内での格闘風景は「黄金銃を持つ男」のスカラマンガとの戦いの世界観を感じた

これはきっと同作品へのオマージュであろう

 

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Mを引き連れシルヴァをスカイフォールへ誘い込むシーンではアストンマーチンDB5が

このシーンにも伝統を感じる

さらに助手席が空中に飛ぶボタンまで確認できる

 

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もう現代では諜報部やスパイは無用だと問われるMだが敵は地図にも載らない国家でもない個人だという

まさに現代の危機をついていると思う

 

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今でいうイスラム国を思い出してしまった

Mは合理性だけでないなにかを古き良き伝統に求めているようにも感じた

 

  • Qがニュージェネレーション

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近作品のQはなんと若手のベン・ウィショーが採用された

ペン型爆弾はアンティークと言い、ボンドに対しても只の銃を撃つ人と発言がさばさばしている

発明品は返してくださいと言うがどうやら実力はありそうだ

 

  • 伝統的なボンド

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これまで革新的だと思われたクレイグボンドだがこんな側面も

今作品では伝統的なボンドを所々感じることができる

新しいQとは対照的だ

 

  • 過去との別れ

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伝統的で立派なボンドの生家だがボンドにとっての思い出はトラウマばかりなようだ

自分で家に火をつけることにより敵に報いるわけだが

ちょっと顔は寂しそうでもある

こうやって過去を断ち切ることにより007として

そして諜報部員としては成長するのかもしれない

 

 

  • そして第一作めに続いていく

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冒頭シーンでボンドを誤射してしまったイブは自分の適性は現場ではなく事務だと悟った

そしてこれからボンドを影ながらささえていくマニー・ペニーとなるのであった

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今作品のマロリーは女性のMを引き継ぎ新しいMとなった

こうして男性上司としてのMが誕生するのであった

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