007「The World Is Not Enough」はシリーズ第19作目1999年公開
日本では2000年に公開された
ジェームス・ボンドはピアース・ブロスナンが演じている
本作品はブロスナンボンドがスタイリッシュに暴れまわるスパイアクション映画だが
各登場人物の暗い過去が見え隠れする作品だ
軽いあらすじを説明すると
世界四大石油王のロバート・キングの大金を奪い返すことにボンドは成功した
その大金をMI6本部でキングに確認させようとした瞬間
その大金はキングもろとも大爆発を起こしてしまった
そしてボンドを狙撃する怪しい女がおり、真相を追究すべく追跡することになる
だが窮地におちいった女は気球ごと自爆してしまった
photo byAll sizes | SIS (MI6) Headquarters. | Flickr – Photo Sharing!
手掛かりは無くなってしまったが
キングの身辺を調べると娘のエレクトラ・キングがおり
彼女を人質として誘拐したことのある、KGB崩れ、現フリーテロリストのレナードが黒幕の候補として浮上した
レナードは009から頭に銃弾を撃ち込まれて、奇跡的に生きておりそれにより痛みを感じないモンスターに
なってしまったらしい
次なるターゲットはエレクトラとよんだMは
ボンドに彼女の護衛のミッションを与えた
エレクトラとボンドは雪山で何者かに襲われることになり、ひとまずは逃げ切ることに成功する
どうやら彼女が狙われている読みは当たったらしい
レナードの部下であるダビドフを殺し、ダビドフになりすましたボンドは核弾頭を奪おうとするレナードと接触する
ボンドとそこで知り合った女性科学者のクリスマス・ジョーンズはレナード一味と銃撃戦になる
だがしかしレナードに逃げられ
結局核弾頭はテロ組織の手に渡ってしまった
そして今度はキング一族のパイプラインに核が仕掛けられていると聞いたボンドとジョーンズは
決死の撤去作業に向かった
プルトニウムが半分しか無かったことにより一命をとりとめた二人だが残り半分のプルトニウムの行き先が
気になる
ここから閲覧注意*ネタばれ含む*
そのころMは護衛していたはずのエレクトラに逆に襲われ、監禁されてしまった
エレクトラしか知らないはずのボンドの肩の痛みをレナードが知っていたことから
ボンドは彼女のことを疑い始めていたが、まさかのレナードとの共犯であった
元KGBのズコフスキーのもとに情報を求めたボンドだが、ズコフスキーの部下のブルの裏切りにより
エレクトラに捕まってしまう
エレクトラにより中世の拷問器具で痛めつけられるボンドだが
間一髪のところでズコフスキーの捨て身の一発で助けられる
自由の身になったボンドは監禁されていたMを救出し
エレクトラに銃口を指し向け引き金を引くことに、、、、
そのころレナードはカスピ海にて核弾頭を積み込んだ潜水艦にいた
今回の目的は核により西欧諸国にダメージをあたえた上、その汚染により
パイプラインによる石油の流通ラインを変えることにあった
なにもかもがキング家のパイプラインを持つエレクトラのことを思っての犯行だった
目前に死が垣間見える痛みを感じない犯罪者と
若くして誘拐され、虐待されながらも好きになってしまうストックホルム症候群を抱えた女のいびつな恋
だがしかしその計画もボンドとジョーンズによって妨害され
死ぬ間際ボンドの口からエレクトラの死を知らされ
寂しそうに死んでいくのであった