原作「For Your Eyes Only]と「危険」の二作品から同映画は製作されている
あらすじだがスペイン広場はずれのコロンバ・ドオロというレストランでボンドはクリスタトスという男と
会っていた
Mの話では彼はCIAのローマ支局に所属しながら麻薬ギャングに潜入する二重スパイのような存在らしい
麻薬取引の黒幕を聞き出そうとするボンドであったがこのクリスタトスというのに逆に観察されているような
気分になり相手もかなりやり手のようだ
1万ドルと情報元を口外しないことと首領を殺すことを条件にクリスタトスは情報を提供すると言う
それにたいしてボンドは殺すことまでは約束は出来ないと
ボンドは相手が私怨の敵を殺害できるあげく金まで巻き上げようと考えているのだとふと思う
密輸組織の黒幕はエンリコ・コロンボというらしい
そして自動車のスペアタイヤに麻薬を詰めて密輸すると
今いるレストランもコロンボが支配人であり二人の目の前にいる男がコロンボ本人のようだ
コロンボはリスム・バウムという高級娼婦と食事していたが
女に何か話したようだった
その後二人は口げんかをして女はタクシーで帰ろうとしてしまう
そこでボンドは麻薬密売を書こうとしている小説家になりすまし彼女に接近する
男は皆豚だという彼女だが次回アルベロニ海岸にてダイヤモンドと引き換えに取引の話をすると約束した
後日海岸にてコロンボと麻薬取引の関係をバウムに問うボンドだがそんなこと話したら自身の命が
危ないとかわされてしまう
そうこうするうちにコロンボの手下らしき3人が背後にいることに気づき3人に海岸沿いで追われることになる
結局手下の一人から後頭部に一撃くらい意識を失うことに
目を覚ますとどうやらコロンボのアジトにいるとボンドは気づきコロンボと直に会うこととなった
そしてクリスタトスと密談した会話は盗聴器で聞かれていたと聞く
コロンボは誤解を解くように言った
「俺は確かに大物密売人だがヤクにだけは手をださないむしろその仕事はクリスタトスのほうだ」
コロンボの陽気でなつっこい性格に説得力を感じてコロンボ一味とその麻薬倉庫に向かうことになった
倉庫では予想どうりの撃ち合いとなり死を迎えるものもでてくる
ボンドは黒い糖蜜のようなもので足をすべらしたがそれはなんとアヘンであった
まさにコロンボの言っていたことは事実だったようだ
車に乗り込み逃走しようというクリスタトスにボンドの銃弾が当たり
体重の重みでアクセルが踏まれた車はそのまま視界の外に消えていった
そして裏事情を知るコロンボはこう言った
クリスタトスの麻薬の資本は0だ
なぜならこれはイギリスの真ん中に麻薬をぶちこもうとするロシアの陰謀であり奴はただのその中継点にすぎない
だから君はむしろロシアの陰謀をぶちこわしたことになるのさ
こんな感じの二作品ですが両親を殺害された娘の復讐と実は黒幕が逆でありロシアの手下であるという
設定が映画版では使われています
小説版007は映画版と結構ストーリーが違ったり政治的背景が書かれていてこれはこれで楽しめると思います
![]() |
007 / 薔薇と拳銃 創元推理文庫 / イアン・フレミング 【文庫】 価格:799円お |
Pingback: For Your Eyes Onlyの原作 | Works of JB