Royal Navy Type 23 frigate HMS Somerset is pictured during counter piracy operations in the Indian Ocean.

Photographer: LA(Phot) Abbie Gadd
Image 45153155.jpg from www.defenceimages.mod.uk

007「トゥモロー・ネバー・ダイ」~ストーリー


ホワイトナイトという名前を使いジェームズ・ボンドは、ロシア国境付近のテロリスト武器取引所に潜入していた

軍は艦艇からミサイルで一掃させる計画を提案するが、ボンドの身を心配したMはそれに反対をした

だがミサイルは発射されてしまい、直後その取引所に核魚雷があることに気づいたのだ

退避メッセージを受けたボンドは、その核魚雷を積んだ戦闘機を力ずくで奪い取り逃げ去ったのであった

 

その後、南シナ海で英国艦隊デヴォンシャー号が中国の領海内に侵入したとして

中国空軍のミグ戦闘機から警告を受けていた

公海を巡航しているはずの艦隊の乗組員は不審に思ったが

直後、付近にいた謎のステルス艦が発射した魚雷により沈没させられてしまった

そして、ミグ戦闘機も同じくそのステルス艦の攻撃で墜落したのだ

ステルス艦はレーダーに反応しないため両軍共に気づかなかったのだ

 

中国空軍が艦隊を沈没させたとの知らせを受け取った英国国防長は、中国への軍による報復を考えていた

報復による第三次世界大戦への発展を危惧したMはそれに反対し

さらに事件当時シンガポールで謎のGPS撹乱電波を受信していた事実を挙げた

その電波により公海上か中国領海内かの位置情報がずれていた可能性もある

いずれにせよ艦隊は沈められたため、国防長官はその面子を守るべく報復に出ることを決定した

だが不審な点も多いためMには、事実を調査する時間が与えられた

報復は48時間後だ

 

Mとボンド、マニーペニーは車で空港へと向かっていた

Mはエリオット・カーヴァーという男を疑っていた

事件直後、カーヴァーメディアグループがその記事を発表したのだが

その記事があまりにも早すぎ、さらに国のトップレベルまで把握していなかった生存者の数まで報じていたからだ

さらに決定打はそのGPS撹乱電波がそこから発信されていたからだ

国防長官の前でその名前をMが出さなかったのは

疑惑が確信になるまで易々と口に出せないほど彼が大物であり、メディアを牛耳っているからだ

ボンドはそのカーヴァーが主催するパーティーに出席し、真相を掴むべくハンブルクへと向かったのだ

 

空港でQに会い新型ボンドカーであるBMW750iLと改造携帯電話を受け取り、ボンドはパーティーに参加する

銀行家のジェームズ・ボンドを名乗りカーヴァーに接触すると

同じようにカーヴァーに接触する新華社通信のウェイ・リンがいた

そしてボンドが今回打ち上げられた放送衛星と英国艦隊の事件を結びつけたジョークを言うと

カーヴァーの顔色が微妙に変わるのであった

直後、カーヴァーの部下に個室に監禁され暴行されるが、隙を見つけ反撃勝利でそこを抜け出した

さらには今回の目玉である衛星打ち上げに関するカーヴァーのトークショーの途中で会場を停電させ

カーヴァーにトークショー中断という赤っ恥をかかせたのだった

 

宿泊先のアトランティックホテルに戻ったボンドはパーティーで出会ったパリス・カーヴァーと会った

パリス・カーヴァーはエリオット・カーヴァーの妻であり元ボンドの恋人であった

パリスは旦那のエリオットを敵に回すのは危険だと忠告しつつも

ボンドにカーヴァーの秘密研究所の所在を教えるのであった

 

最上階にある研究室に乗り込んだボンドは金庫の中からとある赤い箱を奪い逃走した

だが敵に見つかり追われることになるが、途中パーティーで会ったウェイ・リンと何故か遭遇し

協力してその場を逃げ切ることに成功したのだった

 

アトランティックホテルに戻ったボンドは、テレビからパリス・カーヴァー死亡と

その脇に身元不明の男性が自殺して発見されたというニュースを見る

部屋には自称拷問のスペシャリストというカウフマン博士がボンドに銃を構えており

ベッドにはパリスの死体が横たわっていたのだ

パリスは旦那を裏切りボンドに情報を提供した罪で殺され、流れているニュースは明日報道されるニュースだと

そうなると次はボンドの番であるが、Qによる改造携帯を利用しカウフマンを殺害したのだった

 

下の駐車場ではカーヴァーの手下が赤い箱を取り返そうとボンドカーであるBMWを破壊しようとしていたが

Qによる改造でびくともしない

ボンドは携帯のリモート操作で車を動かし怯む敵を尻目に車に飛び乗った

そして最新兵器を駆使して、敵の追撃をかわして逃げ切ったのであった

 

南シナ海の米軍基地に向かいボンドはCIAのジャック・ウェイドに会っていた

カーヴァーから奪った赤い箱はやはりGPS撹乱装置であった

そうなると次は海中に沈んだデヴォンシャー号の捜査である

ボンドは空軍機からの決死のダイブで海中に潜り込み、デヴォンシャー号の内部に入った

そこで何者かに襲われたかと思いきや、またしてもウェイ・リンであった

艦内のミサイルが無くなっているのを確認し、二人は崩れる艦内から無事海上へと浮上した

 

無事浮上しウェイ・リンが手配した船に乗ろうとすると

なんとその船はカーヴァーの手下のスタンパーによって占領されていたのだった

二人はカーヴァーのベトナム支店に連れさられ

師カウフマン博士の敵打ちとして、スタンパーによる拷問を受けることになった

ウェイ・リンは新華社通信の記者ではなく中国外務局公安部員の諜報員であった

手錠で繋がれたボンド&ウェイ・リンのコンビは息の合ったコンビネーションでここから逃げ出し

高層ビルに掛けられたカーヴァーの巨大バナーを引きちぎり地上まで脱出し

バイクに乗りさらなる追手も華麗に撒くことに成功した

 

ステルス艦の材料はチャン将軍から極秘で調達したものであった

今回のカーヴァーの陰謀はチャン将軍と結託し、英中間の戦争を引き起こしカーヴァーが独占取材することだった

次なるカーヴァーの行動は英国艦に近づき、ステルス艦で盗んだ英国製ミサイルを中国に発射して

英国艦が中国に発射したように見せかけることだ

ボンドとウェイ・リンはチャン将軍の管轄でステルス艦を隠せそうな場所を見つけ出した

場所はハーロン湾である

 

地元漁師から船を借り、カーヴァーのステルス艦に乗り込んだ二人であるが一味に逆に捕えられてしまう

だがウェイ・リンのアジトで入手した腕時計で遠隔し、ボンドは仕掛けた爆弾を爆破させ

ステルス艦の外壁を破壊してレーダーに感知させることに成功したのだ

姿を現したステルス艦に英国艦隊はミサイル攻撃し、カーヴァーのステルス艦は逃げまとうようになった

ボンドはカーヴァーのカーヴァーを倒すことに成功したが

北京に向けられたミサイル発射は秒読み段階であり、捕えられたウェイ・リンはスタンパーによって

鎖につながれ海に沈められていた

発射寸前のミサイル脇で戦うボンドとスタンパーであるが

発射寸前でボンドが服を破り海中に逃げ込み、ミサイルは取り付けた*1雷管でその場でスタンパーと爆発したのであった

こうしてボンドはウェイ・リンを助け出し、カーヴァーの陰謀を破り

第三次世界大戦になるであろう争いを防いだのであった

 

*1 わずかな熱や衝撃で発火する加工品

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