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007「黄金銃を持つ男」~ストーリー


007「黄金銃を持つ男」はシリーズ第9作目で1974年に公開されている

クリストファー・リー演じるスカラマンガは007のあくの強い敵キャラの中で最も正統派であると言える

またその武器「黄金銃」が組み立て式であり、それがまたカッコいいのである

個人的に屋敷での戦いの世界観が独特で好きなのである

彼の部下ニック・ナックが狡猾な小人であり、スカラマンガの正統性と比較していい味を出している

本作は珍しく男と男の決闘仕様となっているのだ

 

あらすじであるが

ソーラーセルの任務遂行中のジェームズ・ボンドはMに呼び出されていた

007の刻印が入った黄金の弾が送られてきたからだ

その主は3つの乳首を持つスカラマンガという男で、元KGBの殺し屋だという

住所も不明で謎の多いスカラマンガ相手ではさすがに不利だと思ったMはボンドに休暇を薦めたが

ボンドは先にその秘密を暴けば、その「黄金銃を持つ男」を倒すことも出来ると提案した

まずマニーペニーに彼にやられたビルという諜報員の情報を聞き、現場であるベイルートに向かった

 

ベイルートでビルが殺されたとき一緒に居たというダンサーに事情を聞いたが、姿は目撃してないと言う

とりあえず、その時の弾丸を彼女のヘソから奪って、襲撃を撃退して逃げ出した

 

その銃弾を解析してもらうと、当たった衝撃で変形し威力を増すオリジナルの銃であるようだ

それは極東の技術であり、マカオに住むポルトガル人ラザーの仕事であることが判明した

 

マカオのラザーに会いスカラマンガのことを聞くが顧客の情報は流せないと言う

ボンドはラザーをライフルで威嚇し、会ったことはないがこれから彼の黄金の弾をカジノに届けるという情報を入手した

 

カジノに向かったボンドはその弾の入った箱が巧妙にとある女性の手に渡るのを目撃する

そこで彼女を尾行することになった

尾行の末香港に着き、そこで現地アシストのメアリー・グッドナイトに会いグリーンロールスロイスを尾行した

グリーンロールスロイスはペニンシュラ・ホテルの送迎車であった

 

黄金の弾の受取人の女の部屋に侵入すると、ボンドは逆に銃を突きつけられてしまった

どうやら彼女はアンドレア・アンダースというようだ

だが一瞬の隙を見て銃を振り払い、形勢は逆転した

情報を漏らすと殺されると言う彼女だが、ボンドの脅しにより弾は愛人であるスカラマンガに届けるようになっていた

そしてこの後「ボトム・アップ」と言う所で会うという

 

ボトムアップ付近を歩くボンドに物陰から狙う黄金銃があった

そして、銃声が鳴りその前を歩く男が倒れたのであった

男は即死であり、ボンドは近くにいた警察に殺人の疑いで逮捕された

IDを見せない警察はボンドを九龍島方面のボートに乗せ、クイーンエリザベス号に逃げたボンドは

内部が英国諜報部になっているのを見て、Mと対面した

先ほどの警察はヒップ大尉という、香港の諜報員であった

 

スカラマンガに撃たれた男はギブソンという太陽エネルギーの権威であり

ソレックスという太陽光発電機を持っていたが、死体からは出なかったという

ソレックスの行き先として億万長者ハイ・ファットの線が浮上してきた

 

第3の乳首を付けスカラマンガになりすましたボンドはハイ・ファットに会い

英国のジェームズ・ボンドと言う男が嗅ぎまわっており、始末したほうがよいという提案をする

そして、その夜食事の約束まで交わしたがなんと本物のスカラマンガはすぐ近くでそれを聞いていたのだった

 

そして、その夜ハイ・ファットの屋敷に向かったボンドは関取やニック・ナックに襲われ、ハイ・ファットに捕らわれた

道場で意識を取り戻し、道場生との闘いになりこれを打ち破ってボンドは外に脱出した

外の車にいたヒップ大尉ファミリーの力により敵を撃退したが、肝心の車に乗り遅れてしまうボンド

だが近くにあったボートで逃走することに成功した

 

屋敷ではボンドに逃げられ焦っていたファットはなんと使用人のスカラマンガにより殺されてしまう

そのころボンドは寝室でグッドナイトといい雰囲気になっていたが、突然の邪魔が入ってしまう

なんとスカラマンガの愛人のアンドレアであった

彼女はボンドに危機が迫っていることを説明し、スカラマンガを倒して欲しいとまで言った

ボンドに黄金の銃弾を送ったのは彼女であったのだ

そうしてグッドナイトがクローゼットにいるまま、アンドレアとともにするのであった

 

翌日、ムエタイの会場でアンドレアにボンドは会うが、彼女はぴくりともしない

ボンドの隣にスカラマンガが座り、背後には銃を持ったニック・ナックがいた

スカラマンガはソレックスを持ちだそうとした彼女を殺し、ボンドに決戦を挑み、そして車でその場を去った

車のトランクには発信器を取り付けようとしたグッドナイトが閉じ込められ、ソレックスも持っていた

 

彼女からの通信を頼りにボンド達は尾行した

ペッパー警部が物色する車を奪ったスカラマンガとのカーチェイスである

壊れた橋げたでのスーパー1回転ジャンプで距離を縮めるが、翼の生えたスカラマンガの車は空中へ消えていったのだ

 

その後、消えていたグッドナイトの信号が中国の領域内の小島で再び確認され、公には侵入出来ないため

ボンドの個人的活動として低空で空から向かった

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photo byAll sizes | James Bond Island | Flickr – Photo Sharing!

 

島に着くと、ニック・ナックによるドン・ペリニョンのサービスがあり、それを物陰のスカラマンガが銃で栓を撃ち落とした

スカラマンガはボンドにハイ・ファットの遺産である太陽エネルギー装置を紹介し、その集光装置までも披露した

そしてグッドナイトを交えての食事となり、我々は似たもの同士だと言うスカラマンガにこう言った

私は政府の命令でお前を殺すと

こうして二人の男の正々堂々の対決に突入するのであった

 

海岸でお互い背を向け、20歩歩いて振り向きざま撃ち合う

だが、ボンドの先にはスカラマンガはいなかった

ニック・ナックに次なる闘いのステージを聞き、そこに向かうボンド

独特の風景、音声、鏡がボンドを混乱させるが、スカラマンガの死角を突き勝負に勝利するのであった

 

だが、グッドナイトが見張りを液体ヘリウムに突き落としたことにより、屋敷は爆発寸前になっていた

ボンドは集光装置にあるソレックスを取りに行くが、グッドナイトが尻でボタンを押し

作動した太陽エネルギーでボンドは危機一髪となる

だがここで、雲が上手いこと日を隠しその隙にボンドはソレックスを取り外した

 

爆発寸前で船に逃げ込むことに成功し、二人はいい雰囲気になるが、屋根裏にはニック・ナックが潜んでいた

ボンドはニック・ナックを捕えて、船のマストに縛り付け

さすがのニック・ナックももう何も出来なくなったのだ

こうしてボンドとグッドナイトの優雅な二人だけの時間で幕を閉じるのであった

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