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007「美しき獲物たち」~ストーリー


007「美しき獲物たち」はシリーズ第14作目で1985年に製作されている

本作をもってボンド役3代目のロジャー・ムーアが降板となった

敵側のボンドガールであるメイ・デイは男勝りの肉体派で、これまでいなかったタイプである

最後の死闘は1度見たら、頭から離れない名シーンである

 

あらすじだが

雪山で遭難した同僚がソ連から持ち出したものは特殊なICチップであった

このICチップを回収し、追手から見事に逃げ切ったボンドはそのチップを解析していた

本来ICチップは核爆発による電磁波で使用出来なくなるらしいが、このチップはこれに耐えうる使用になっているという

この画期的なものが、なぜソ連サイドに渡っていたのかを調べるため

ボンドは製造元のゾリン社を内偵することになった

 

まず手始めは競馬場からであった

マックス・ゾリンは馬主であり、その「ペガサス」の雄姿を見物していた

そのペガサスが圧倒的速さで勝利をおさめたことを不審に思ったボンドは

フランスの事情通の探偵が何かその謎を知っているかもしれないと思い、話を聞きに行った

 

今度ゾリンの馬が競売に出されるという情報をボンドは聞いたが

直後、その探偵は蝶の形をした毒バリで殺されてしまった

 

手掛かりはその競売のみとなり、ボンドはスマイスという男になりきり競売会場へ向かった

そこで、馬の宿舎を通りかかった運転助手のチベットがペガサスが一瞬で消えたとの情報を聞き

その夜詳しく調査することになった

なんとペガサスのいた場所は地下に通じており、そこは実験施設になっていた

そこの金庫でステロイドを発見したボンドは、競馬でのゾリンのいかさまを見破いた

ICチップ付きのステロイド注射を馬の足元に忍ばせ、遠隔からいつでも馬に注射できるようにしてあったのだ

 

そのころゾリンの部下メイ・デイはフランスの探偵を殺害したときにいた男が今回の訪問者スマイスであることを思い出す

不審に思ったゾリンとメイ・デイはスマイスの部屋に確認に向かった

間一髪部屋に戻れたボンドは平静を装うが、ゾリンの疑惑は消えなかった

 

翌日、ゾリンとの商談中、顔データを隠し取られスマイスと名乗る男が

英国諜報部員のジェームズ・ボンドであることが発覚した

ゾリンに乗馬によるレースに誘われるボンドであるが、実はゾリンによる諜報部員殺害レースであった

ボンドの乗る馬はゾリンの遠隔操作でステロイドが打たれ、暴れてそのままコースアウトしてしまう

コース外で敵に囲まれたボンドが見たものは、助手チベットの死であった

そして一撃食らい意識をうしなったボンドは

その死体と湖に落とされた車の中で意識を取り戻し

車のタイヤの空気を利用し、ゾリンには死んだように見せかけ上手く逃げ延びた

 

ソ連のゴーゴル将軍はゾリンと会い、007を勝手に殺害したことや行き過ぎた行動を非難していた

なんとゾリンはドイツ・ナチスのカール・モートナー博士によるステロイド実験の試験管ベイビーであった

 

その後、ゾリンはICチップの利権を独占するためメーカー幹部を集めた会議を開いていた

その計画の遂行には一つ大きな障壁があると

それはサンフランシスコにあるシリコンバレーの存在らしい

計画を遂行するためゾリンはシリコンバレー壊滅作戦を宣言した

 

生き延びたボンドはサンフランシスコに渡り、CIAのリーの情報でゾリン傘下の石油会社を捜索することにした

海底を調べたボンドはその石油会社のポンプが地殻から石油を吸い上げるのではなく

海水を逆に地殻に送り出していることを発見した

 

新聞記者のジェームズ・ストックという偽名を使い、サンフランシスコ市役所でゾリン石油の情報を集めていたボンドは

同じように情報収集をしている女性を発見し尾行にいたった

その女性はゾリンの競売会場でゾリンから小切手をもらっていたのをボンドは目撃していたのだ

 

その女性の家に着くとゾリンの手下と勘違いされ銃を突きつけられたが、本物のゾリンの手下を撃退してボンドは信頼を得た

女性はステイシー・サットンと言い、サットン石油の娘であり、サットン石油を略奪したゾリンを恨んでいるとのことだった

ゾリンからの小切手はその口止め料であった

だがしかし、ボンドの目の前でその500万ドルの小切手を破りこう言った

「死ぬまで戦ってやるわ」

こうして二人は協力してゾリンの黒い計画と戦うことになった

*ここから閲覧注意(ネタばれ含みます)

さらにゾリンの情報を入手すべく夜間の市役所に乗り込んだ二人は

ゾリンがサンフランシスコの二つの断層に大量の水を注入し、人口地震でシリコンバレーを壊滅させようという

ゾリンの計画をつきとめた

だがしかし、ゾリンとメイ・デイに見つかり、エレベーターに閉じ込められたうえ、さらに火をつけられ逃げられてしまった

ここをなんとか切り抜けた二人であるが、今度は市長殺害という濡れ衣を着せられ

消防車を奪い、この場を逃げ切った

 

石油会社に見せかけた断層への注入ともう一つ廃抗を使った計画

その廃坑へとボンド一行は向かった

そこは湖の真下にあり、ダイナマイトによる爆発でその水が廃坑に流れ落ちるようになっていた

自分の目的のために、メイ・デイと作業員を犠牲にしてまでゾリンはダイナマイトを爆発させた

 

廃坑に大量の水が注入しさらに、ゾリンのマシンガンによる乱射で多数の死者が出たが

ボンドとメイ・デイは何とか生き延びた

そして肝心のその下の岩盤を破壊するための爆薬を撤去しその廃坑での爆発を避けるためメイ・デイは

トロッコで爆薬を外に持ち出した

そしてゾリンの見る中、見事に爆薬もろとも爆破した

こうしてとりあえず断層への水の注入による大地震は逃れることができた

 

飛空艇で高みの見物を決め込もうとしていたゾリンであるが、なんと飛空艇の下にはロープにつり下がったボンドがいた

ボンドはゴールデンゲートブリッジに飛空艇を縛り付け

ゾリンとのゴールデンゲートブリッジ上での超高層対決になるのであった

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photo byAll sizes | The golden gate bridge, San Francisco, California, United States | Flickr – Photo Sharing!

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