007「ダイヤモンドは永遠に」~ストーリー


007「ダイヤモンドは永遠に」はシリーズ第7作目であり1971年に公開されている

前作「女王陛下の007」のボンド役は二代目のジョージ・レーゼンビーであったが

再びショーン・コネリーがボンド役に復帰し、今作をもって本当の引退となった

(コネリーは1983年の007番外編である「ネバーセイ・ネバーアゲイン」には出演している)

この「ダイヤモンドは永遠に」の前二作を含めた三作品は、ブロフェルド三部作といわれ

初期007のメイン敵組織であるスペクターNo.1のブロフェルドが顔出しで登場しているのである

この三作品ではブロフェルド役が毎回替わっているため、顔も異なり雰囲気も若干違っている

今までスキンヘッドだったブロフェルドは髪が生え、三作品中最もインテリなイメージである

 

ストーリーであるが

前作の続きである日本にてボンドはブロフェルドを探していた

嫁であるトレイシーを新婚ほやほやで失った復讐の気持ちでいっぱいだったのである

エジプトのカイロにいるという情報を掴み

その潜伏先に向かうとブロフェルドは全身整形を目論み、まさに実行中の段階であった

ボンドはそのまま整形の装置に彼を沈め殺したかに見えたが

顔を確認すると別人であり本物のブロフェルドが背後から現れたのである

だがこの作戦をモノともせず、ボンドはブロフェルドを葬りトレイシーの敵を討ったのである

 

巨大国際テロ組織スペクターを壊滅させたボンドはMから次の仕事の依頼を受けていた

南アフリカで産出されるダイヤモンドが姿を消し、その消えたダイヤは再び市場に戻ってきてないらしいのだ

これは何者かによる市場操作の陰謀の可能性があるとして

Mがボンドに指定した行き先は、その流通経路であるアムステルダムであった

 

まずボンドは税関職員になりすましたマネーペニーから書類を受け取り

ダイヤの運び屋であるピーター・フランクスという男になりすまし、ある先へと向かったのである

そこにはティファニー・ケースという女性がおり、本物のフランクスとダイヤを

ロスにまで運んでもらう契約をしていたのである

仕事に抜かりの無い彼女はボンドが使ったグラスに着いた指紋を照合するが

そこはさすがのボンドである

Qからあらかじめ手に入れておいたフランクスの指紋を指に貼り付けておいたのである

 

ここで本物のフランクスがティファニーの元に現れようとする危機を迎えるが

途中のエレベーターでボンドは彼と格闘し、ティファニーの目の前で殺害する

死体に近づき、すかさず証明書を入れ替え

名の通った英国諜報員ジェームズ・ボンドが死んだように偽装したのであった

こうしてボンドはこのフランクスの遺体を利用してダイヤをロスに密輸することにしたのだ

 

その遺体の体内にダイヤを隠し、兄という設定でロスまで空輸するのだが

もちろんそこには税関というものがあり仮に体内のダイヤが見つかってしまえば大ごとである

だがそこはボンドも計算済みであり、その担当はなんとフィリックス・ライターだったのである

そして待ち構える車に乗り込み葬儀社へと向かったのだ

そのグルになった葬儀社で骨壷の中には勿論ダイヤがあり

それを運搬中にMr.ウィント&キッドのチームに背後から襲われ、ダイヤを奪われた上

棺に入れられ火葬されそうになる

ダイヤを渡す予定であった男に助けられたボンドは命は取り留めることができたのだった

 

次に向かった先はラスベガスにあるウィラード・ホワイト氏が経営するホワイトハウスというカジノであった

たまたま見かけた雑誌にダイヤ引き受け人が、そのカジノの芸人として載っていたからである

その男の名はシェイディー・トリーといい丁度ショーの最中であった

ダイヤに係わった者の口封じの処刑人であるウィント&キッドは楽屋で彼を殺し

ダイヤが偽物であると気づいたバート・サクスビーが彼らに殺しの中断を言い渡したが後の祭りであった

実はダイヤは空港にてフィリックスが偽物と入れ替えたようである

 

カジノで肝の据わった勝負で勝利を収めるボンドは

そんな魅力に惚れ込んでしまったプレンティー・ラトゥールとホテルの部屋へ戻ろうとしていた

そこで待ち構えていた黒ずくめの男たちに襲われラトゥールは窓から投げられ

下にあるプールにまで落とされてしまった

なんとかこれを追い返したボンドはこの背後にティファニーの存在があるのを発見した

本物のダイヤの行方をボンドが知っているのを知り

彼女は手を組んで奪い組織から逃亡を持ちかけ、得意の色気でボンドを挑発したのであった

だがしかしボンドもそういうやり口は嫌いでは無かったのである

 

サーカスサーカスの会場でボンドとフィリックスはティファニーを見張っていた

ここでボンドは彼女に本物のダイヤを渡す約束をしていたのだ

グルになった射撃ゲームで本物のダイヤを手にしたティファニーは見張りをかわし

なんとそこから逃げ切ることに成功してしまったのだ

 

だが彼女の居所を突き止めたボンドはダイヤのありかを聞き、彼女の身の危険までも説明した

なぜなら眼前のプールではラトゥールが死んでおり、そのダイヤに係わった者は全員死んでいるからだ

空港でロッカーからバンに積み込まれたダイヤを見張っていたボンドはティファニーと尾行することになった

バンはガソリンスタンドで止まり、その運転手はホワイトの右腕であるバート・サクスビーであった

そこで運転手が別の人物に入れ替わり、その隙にティファニーが通行を妨害し

そちらに気を向かわせている間にボンドはバンの後ろに乗り込んだ

 

バンは郊外の研究所に向かい内部に潜入したボンドはG課のハーマ・シャイガーと名乗り

バンを運転していた男の入った研究室に着いたのであった

その男の名前がメッツ教授であり、ダイヤを使って何かを完成させようとしているという情報を掴み部屋を出ると

本物のハーマ・シャイガーが現れ、ボンドは追われる身となった

研究所の月面車を奪ったボンドはチェイスの末、ティファニーの待つムスタングまで逃げ切ったのであった

ラスベガスの市内では警官にも影響力があるホワイトの力で、パトカーに追われることになるが

ボンドの華麗なハンドルさばきとムスタングマッハ1の片輪走行を見せなんとか逃げ切ったのだ

 

そしてボンドとティファニーはフィリックス・ライター一行の護衛のもと、ホワイトのホテルに新婚を装い宿泊するのであった

ボンドは壁づたいにエレベーターの屋根上に乗り、ホワイトのいると言われる最上階に着くが

そこにいたのはなんとホワイトではなくブロフェルドであったのだ

彼は人前に現れないホワイトの性格を利用して、いつのまにか入れ替わっていたのである

しかも彼は部下を整形させ瓜二つを作り上げ、その姿は二つあった

飼い猫を利用し本物を殺したと勘違いしたボンドは猫も二匹いたことを知り、彼に逆に捕えられる

ガスで意識を失いMr.ウィント&キッドによって車で運ばれたボンドは配管ごと地中に埋められてしまったのである

 

そこからなんとか脱出したボンドはそこからブロフェルドへの反撃を始めるのである

まずQによる音声変換装置でサクスビーを装いボンドはブロフェルドに電話し、本物のホワイトのいるペンションへと向かった

そこで見張り人であるバンビとサンパーに苦しめられるも、ボンドはこれに勝ち切り

本物のホワイト氏を救出したうえ、サクスビーも始末したのである

 

危険を察知したブロフェルドは女装してカジノを抜け出し、海上にあるホワイト氏の石油プラントに逃げ込んでいた

そこで彼は地球の軌道に乗せたダイヤ搭載の衛星を用いて

米ソ中の核兵器に太陽光線による破壊活動を決行したのであった

最強の衛星兵器を手に入れたブロフェルドは世界相手に恐喝をするが、上空からボンドがそこへと侵入するのであった

 

敵に捕らわれてしまうボンドであったが、そこで見たのはティファニーの存在であった

そして、その破壊兵器を制御するカセットテープの存在を知る

隙を見てそのカセットを偽物と入れ替えたボンドは身体検査を受けることになるが

本物のカセットを敵に寝返ってはいないと判断したティファニーに渡した

だが渡されたテープが偽物であると判断した彼女はまた本物のテープを指し込み兵器は作動してしまったのだ

 

ボンドが上手く目印となる風船を上空に放ち

ヘリコプターによるフィリックスの攻撃で所々プラントは燃え盛っていた

ブロフェルドはボートでの脱出を予定していたが、敵の手から逃れたボンドとティファニーはクレーンの操縦席を奪い

クレーンでブロフェルドのボートを捕まえ、間一髪のところで海中に逃げ込み

彼のダイヤモンド兵器による破壊活動を食い止めたのであった

 

勝利を収めたボンドとティファニーは祖国に帰るフェリーに乗船していた

そこでは頼んでいないルームサービスがあり、とりあえず二人は乾杯することになった

なにかに気づいたボンドはそのウェイター二人を海へと葬った

彼らはディナーに爆弾を仕掛け二人を暗殺しようとしたMr.ウィント&キッドであり

ボンドは配管の中でウィントが落とし忘れた香水の匂いで気づいたのである

 

 
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